クォーツガラスコーティング─ Quartz glass coating ─

クォーツガラスコーティングとは

クォーツガラスコーティングはパーヒドロポリシラザン(完全無機質)を利用した自動車ボディ専用のガラスコーティングです。
2000年発売開始以来、『防汚性能』『持続耐久性』を追求したコーティングコンセプトはそのままに、施工工程で使用する施工溶剤や施工工程を確立することでクォーツガラスコーティングとして更に高いコーティング効果を安定発揮させることが可能となりました。

クォーツガラスコーティングが選ばれる理由

完全無機質のガラス膜による効果

車を汚す原因の一つである煤煙など油汚れを巻き込まずに塗装面を無機ガラス膜が保護します。

ボディの塗装表面に付着した油汚れも、基本的には水洗いで簡単に洗い流すことができます。

完全無機質のガラス膜だから自然劣化が少なく、長期にわたって安定した効果を発揮できます。

鉄粉や黄砂など洗車だけで防ぎきれないダメージはコーティング被膜上でメンテナンスが可能です。

「油性分のツヤ」か「無機の耐久力」か?

お客さまがガラスコーティングを比較すべきポイントとして、成分が有機溶剤か無機溶剤かが上げられます。 お客さまがガラスコーティングを比較する時に、艶出しと撥水を目的としたフッ素やシリコンを用いた油性分の撥水コーティングか、 完全無機成分を利用するクォーツガラスコーティングかでは大きな違いがあります。

ワックスやポリマー、ガラス系を含む出回っているほとんど簡易コーティングは、無機のクォーツガラスコーティングと比較すると紫外線や酸性雨などによる劣化の早さは避けられません。 クォーツガラスコーティングはコーティング自体のツヤや膜厚感は少なくなりますが、紫外線劣化は少なく、酸にも強いため圧倒的な耐久力が特徴となります。

空気中の水分と反応しガラス膜を形成

クォーツガラスコーティング塗布後は空気中の水分と化学反応を起こし劣化の少ない無機質の石英ガラス(SiO2)の膜に変化していきます。 完全硬化までに数週間を要しますので、施工仕上げ段階ではクォーツガラスコーティングへの保護材も塗り込み納車いたします。 一時的な仕上げ保護剤が落ちた後は水を弾かない弱親水性ボディに変化させ、水玉に巻き込む汚れは付きにくくなります。 ガラス被膜上に付着する汚れは水洗いだけで落としやすくなります。

未施工車と施工車の違い

未施工車

施工車

クォーツガラスコーティングの施工料金は決して安いものではございません。施工が誰にでもできる簡単なものでもなく、 一台一台の施工に当たってQuartzの性能を最大に引き出すために責任を持って慎重に作業を進めています。 コストや作業時間の軽減を追求するコーティングではないことをご了承ください。

クォーツガラスコーティングの施工工程

施工後のお手入れ

日常の洗車定期的にボディに付着する汚れを水で洗い流してください。砂や固めの汚れなどを巻き込んだままスポンジやクロスを使用したり、ボディを強く擦ったりしないでください。

高温時の洗車夏場の高温時は水滴が乾きやすくなりますので、パネルごとの水洗い(コンディショナー洗い)〜拭き取りを行い、水滴を放置しない洗車を心がけてください。

鳥糞や虫の死骸鳥糞や虫の死骸は型として残るケースがありますので、早めに水や温水でふやかせて除去してください。型が残った場合は専用クリーナーで軽く擦り、落ちない場合は施工店にご相談ください。

季節に応じた洗車黄砂や花粉の時期、また梅雨などで雨が続く場合、夏場の暑い時期、冬場の寒い時期も洗車が億劫になりますが汚れを溜め込まないうちの洗車で良い状態のボディを目指してください。

類似品および正規店以外の店舗にご注意ください!

クォーツガラスコーティング施工車が事故等のトラブルによる再補修の場合、保険会社から対物事故で一般的に施工日から5年間までの期間は保険の対象となるとの判断を頂いております。類似溶剤でも発売元メーカー『エフアンドシージャパン株式会社』のクォーツガラスコーティング正規品以外は、クォーツガラスコーティングとして保険の対象にはなりませんので、施工のご依頼段階ではクォーツガラスコーティングの施工証明書もしくは保証書が付属することをご確認ください。